交通事故と増額事由

慰謝料は、加害者の態度などによっても通常よりも多く支払われる場合があります。それはどのようなケースなのでしょうか。慰謝料が増額となる例としては、無免許運転、居眠り運転など加害者に大きな過失がある場合、 次にひき逃げ、救護活動を行わなかったなど、加害者が不誠実な態度である場合などで増額できる場合があります。また、交通事故被害がきっかけで離婚になってしまった、妊婦さんが流産してしまったなどの場合なども増額事由になります。

具体的なケースでは、交通事故で子供が亡くなってしまったケースがあります。しかし、加害者の謝罪はなく、それに加え事実を隠すような供述をしていました。これにより、両親が精神的に苦痛を味わったとして、基準額の3割り増しの支払いが認められました。このように、加害者の不誠実な対応により精神的な苦痛が大きい場合、増額事由となります。ですから、加害者の態度に納得がいかなく、精神状態に悪影響が与えられるような状態の場合、増額できるかなど相談しましょう。

事故に遭われた方の精神的苦痛は計り知れません。ですから、当サイトで紹介した慰謝料増額のポイントを押さえて慰謝料請求をし、適正な慰謝料をもらうようにしましょう。

後遺障害等級の認定

後遺障害慰謝料で慰謝料を増額するポイントをまとめていきます。前述しましたが、後遺障害慰謝料は後遺症に対する慰謝料です。後遺障害慰謝料で重要になってくるのが、「症状固定」になります。症状固定とは、交通事故被害に遭い、怪我をした当時から治療を継続しても大幅な回復が予想されず、長期的に見て回復、悪化などが見られない状態をさします。症状固定と認定されると、実質治療費や入通院慰謝料などが打ち切られる事になります。その代わりとして、等級認定を受ける事により後遺障害慰謝料を受け取ることができます。この等級を適正に認められるか否かによって慰謝料の増減が決まってきます。

後遺障害等級認定の申請方法には、事前認定と被害者請求の2つの方法があります。事前認定では、保険会社が手続きを代行してくれるので便利であるといえます。被害者請求は被害者自身が書類を用意するため煩雑な点もありますが、自分が納得いく書類を用意できるというメリットがあります。また、ここで認定を受けるポイントがまとまった書類を用意できた場合、より適正な等級認定を受ける事ができるといえます。ですから、被害者請求に慣れた弁護士などに相談し、書類を準備すると良いといえます。

裁判所基準で増額

はじめに慰謝料の支払いの金額の基準として、自賠責基準、任意保険基準、裁判所基準に分けることができます。自賠責基準は、全ドライバーが加入しなければならない自賠責保険により、被害者を最低限救済する基準になります。ですから、慰謝料の金額は比較的低めになります。任意保険基準は、ドライバーが自賠責保険に加え任意保険に加入している場合、自賠責保険で足りない分を補償した金額になり、他の2つの基準の中間的な金額である傾向です。裁判所基準は別名弁護士基準とも呼ばれています。この裁判所基準は、過去の交通事故の判例を模しているため、実際に裁判が行われた場合相当の金額が貰えることになります。ですから、前述した2つの基準に対し高額な慰謝料基準になります。つまり、慰謝料を多くもらうには裁判所基準を用いて後遺障害慰謝料などの慰謝料を請求することが必要になってきます。しかし、知識のない被害者自身での交渉で裁判所基準を認めさせるのは難しいといえます。そこでお勧めなのが、交通事故を得意とする弁護士に相談する事です。

弁護士の選び方としては、交通事故の案件を過去に多く経験しているかなどを考慮すると良いでしょう。また、交通事故関連の著書を持つ弁護士は知識が豊富であるといえるのでお勧めです。ひとえに弁護士といっても得意分野は様々です。ですから、前述したようなポイントを考慮し選んでみましょう。

交通事故と慰謝料

交通事故の被害は、ある日突然その身に降りかかります。交通事故は避けようとして避けられるものではありません。ですから、誰しもが交通事故被害者になり得ます。交通事故が起き、怪我してしまった、後遺症が残ってしまった、車などが壊れたなどの様々な被害に遭う可能性があります。そのような場合、重要になってくるのが慰謝料をはじめとする損害賠償金です。当サイトでは交通事故被害にあったときの慰謝料請求などについて紹介しています。

はじめに、慰謝料とは精神的苦痛に対する賠償の事を指します。そのうち交通事故被害における慰謝料は大きく分けて、後遺障害慰謝料、入通院慰謝料、死亡慰謝料に分けられます。後遺障害慰謝料は、交通事故により様々な後遺症が残った場合、日常生活に支障がでるなど精神的苦痛を伴います。このことにより、支払われる慰謝料のことをさし、等級が1~14級に分けられます。入通院慰謝料は、交通事故で入院や通院することになった際、リハビリなどや検査など、被害者の受けた苦痛に対し支払われます。最後は死亡慰謝料です。被害者がお亡くなりになった場合、遺族は計り知れない精神的苦痛を味わう事になります。ですから、被害者本人に対して支払われる慰謝料に加え、遺族に対しても慰謝料が支払われる事になります。ひとえに慰謝料請求といっても被害の状況などによって請求金額は変わってくるといえます。慰謝料を多くもらうにはどのような方法をとれば良いのかなどを解説していきます。